TIPS
「ディスプレイポートって何?」そんな方も多いのではないでしょうか。
VGAやHDMIのようにモニターとPC機器を接続するためのケーブルの種類になります。
↓これです
ざっくり区分けすると、
HDMI…家庭用テレビ・ゲーム機などで接続
DisplayPort…ハイエンドPCや専用グラフィックスボードでのモニター接続
として使われており、プロ向けの仕様となっている為、あまり馴染みのない方が多いかもしれません。
DisplayPort自体は10年以上前から使われていて、バージョンアップも度々行われています。
小型化されたMiniDisplayPortなども登場しました。
そんなマイナーなDisplayPortですが、先日バージョン2.0が発表されました。
一番の特徴は最大帯域(データ転送率)が約26Gbps→約77Gbpsへ大幅アップした所です。
モニター1台で出力した時の最大解像度が16K(15360x8460pixel)/60Hz)となりました。
また、モニター2台で出力した時の最大解像度は8K/120Hzで表示可能との事で、とてもパワフルなケーブルになっています。
ちなみにHDMI2.1の最大帯域は48Gbpsですので、数字だけ見るとDisplayPort2.0の方が多くのデータ転送が可能です。
もちろん今までのバージョンの互換性は保ってますので、対応機器でそのまま使用できます。
(速度や帯域はバージョンで制限されますが)
そんなDisplayPort2.0ですが、対応機器はまだしばらく出ないようです。
2020年後半から各メーカーから発売される見込みとされています。
家庭での使用はまだまだ未来の話かもしれません、ようやく4Kの認知度が浸透してきた位です。(2019年7月現在)
しかし、その先の16Kモニターをも見据えての強力な帯域を持つケーブルの登場は、高リフレッシュレート(Hz)のHDR映像、高解像度のAR・VR機器、またそれらのマルチモニター化といった将来性と拡張性を強く感じさせるのではないでしょうか。
VTR/Web 横田 翔 -Syo Yokota-
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