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TIPS

pro tools 付属のプラグイン Xpand!2 は実は強力なシンセです!

Xpand!2をご存知ですか?

Xpand!2は、protoolsに付属しているサンプルプレイバック、シンセヴァーチャルプレイバックインストゥルメントです。
購入時に最初から付属しているので、protoolsユーザーは、「おまけみたいなもんでしょ?」と軽く見ているかもしれませんが、そんな事はありません。
中々どうして強力なシンセです。いくつか Xpand2! の魅力について見ていきましょう。

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基本構成

Xpand!2 は、本当に数多くの楽器のプリセットを持っています。
ドラム、ベース、キーボード類、ストリングス、ブラス、オーケストラサウンドからシンセサウンド、そしてループ素材さえあります。

4つのプリセット楽器(それぞれ1列をパートと呼びます)をパッチしてつなげて使用できます。
各パートは、音量レベル、チューニング、キーボードの使用範囲などをそれぞれ調整する事ができます。

4つのパートには同じMIDIチャンネルを割り当てる事もできるので、音色をいくつか重ねて新しい音色を作ることができます。また、異なったチャンネルを割り当てる事もできるので、より複雑なパッチを組む事もできます。

全ての調整は、AからDまで横に4つ並んだパートの列の上から行います。
左側セクションにパートのオン、オフボタンと、音色プリセットの選択場所があります。
中央セクションには、音量調整のスライドバー、パン設定、そしてエフェクトへの送り量の調整ボリュームがあります。

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右側セクション、一番右側のボタンで

「PLAY」を選択:チューニング、キーボードの使用範囲設定、ポリ・モノの選択、ピッチベンドの範囲設定

「ARP」を選択:アルペジエーターの設定

「MOD」を選択:キーボードのモッドホイールや、弾く強弱による効果の設定

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を行う事ができます。
これらを使用することで、新しいオリジナルの音色を作り出すことができます。

エフェクトボード

中央セクションにある、FX1・FX2のノブから、Xpand!2の下部にあるエフェクトセクションに音を送る事ができます。
それぞれのエフェクトは、沢山のリストの中から選択でき、また、FX2については、FX2はFX1のエフェクトがかかった音にFX2を加えるといった使い方も選択できます。

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スマートノブ

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Xpand!2 上部には、さらに音を磨き上げるための、スマートノブセクションがあります。
4つのそれぞれのパートについてパラメーターを調整することでさらに細かく音作りをすることができます。

高機能シンセで、パラメーターが色々ありすぎて「どこから触っていいのかわからない」という人でも直感的に触れる親切な設計です。左側で「easy」を選択すると、同じMIDIチャンネルに送られている音をまとめて調整できて、とても便利です。
それでは、Xpand!2のみを用いて制作した簡単なデモソングを聴いてみましょう。

デモソング集

デモソングはこちらからダウンロードできます。

Xpand! デモソング1 VSQ_MUSIC_0001

 

Xpand! デモソング2 VSQ_MUSIC_0003

いかがでしたか?
つい、いつも同じソフトに手が伸びてしまう方、また細かい設定が苦手な方、もしこれまで手に取っていなかったのであれば一度試してみてはいかがでしょうか。
思いのほか強力な音楽制作のパートナーになってくれること間違いありません。

 

参照記事 Working with Protools’ Xpand!2 Virtual Instrument

 

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