意外と重要!?ケーブルの力 HDMIケーブル編
皆さんHDMIケーブルって買ったことありますか?
これです。
歴史の長いケーブルで、初登場は2002年だとか。
家庭用の映像・音声機器(テレビ、ホームシアター、モニター、ゲーム機)はHDMIで接続するのが主流になっています(2019年現在)
「最近テレビやモニターを買い替えたけどHDMIケーブルは昔のまま…。」
意外といらっしゃるのではないでしょうか。
もしかしたら新しい機器の機能を活用できてない可能性がありますから要注意です。
HDMIケーブルにもバージョン?
実はHDMIはUSBと同じように型番(バージョン)があります。
初登場時はver1.0で最新の規格はver2.1となっています。
簡単に言うと、USB同様でデータの転送率が違います。
表示可能な最大解像度や、色域幅、輝度(HDR)、映像の滑らかさ(Hz)、ビット深度に影響します。
映像を構成する必要な要素に深く関わっているのですね。
ケーブル毎のデータ転送率は下記のように定められています。
HDMI 1.0 約 5Gbps
HDMI 1.4 約10Gbps
HDMI 2.0 約18Gbps
HDMI 2.1 約48Gbps
バージョンで何が違うの??
初期の頃のHDMIケーブルでは4K解像度の映像出力はできません。
現在広く普及しているといわれているver1.4のHDMIケーブルでは、
4K解像度の出力対応はしてるものの30Hzまでの滑らかさしか表示できません。
ver2.0からかなりの機能をカバーできるようになりますが、最新のver2.1だとどうでしょうか。
なんと先程のver1.4の約5倍の転送率を持っていると言われています。
4K表示で120Hz(とても滑らか)、HDR・広色域・8K対応やVR・ゲーム時の遅延の軽減機能なども追加されています。
残念ながらまだ一般家庭用の対応機器が少ないので、普及するのはこれからになりそうですが、4K/8K放送もスタートしていますし、これから期待される映像美を支える重要なファクターとなりそうですね。
「新しいテレビ・モニター買ったけど、なんか画面が映えないなぁ…」と感じたら、
一度接続しているケーブルを調べてみるのもいいかもしれません。
※映像出力機能は、各テレビ・モニター機能に準じています。
ケーブルを変更する事で、掲載記事すべての映像出力機能が使えるというわけではありません。
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