楽しそうだから、という理由で中学・高校と部活は放送部に所属していました。
放送部の活動で映像を撮ったり、編集ソフトを扱ったりしてるうちに、ファンだったソフトバンクホークスをカメラマンとして撮りたい、と考えるようになりました。

そうして高校卒業後は専門学校へと進んだのですが、いざ業務用のカメラを担いでみると重たくて…
ディレクターもいいなぁ、と思ってたんですが、人に指示出すのとか苦手で…

専門学校で映像が出来上がるまで一通りのことは学んだのですが、そこで改めて映像制作でどの工程が好きかって考えた時に、
撮った素材を繋いで、テロップ打って、ってしている作業中って楽しいな、と。編集の道に進んだのはそういう経緯です。

就活の際にも、就業場所、仕事内容、雰囲気など色々な選択肢がある中で、 楽しいだろうな、という方を選んでいたらVSQに就職していた、って感じですね(笑)

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その当時、ちょうど番組のエディターが不足していたVSQ。
エディターとしてなら番組系がいいな、と就職先を探していた私。
両者の思惑はピタリとハマり、かくして私は希望通りの編集部に所属、番組の編集をすることになりました。

が、そこはそんなに甘い話でもなく…

専門学校でも触れたことのない、プロ仕様の機材を扱うことになるので改めて勉強しなきゃですし、作業面では、学生の頃は何日もかけて編集していたようなものを、1日でやってしまわないといけません。しかもクオリティを落とすことなくです。

先輩方の作業を見習いながら、逆に「1日でできちゃうんだな」と感動しました。
覚える事はいっぱい、なんとかスピードについていかなきゃ、と当時はもうガムシャラでした。

不思議なもので、そんな目の回る中でもだんだんと欲が出てくるんですね。
このアニメーション、このテロップの出し方、もっとこだわりたい。見栄えを良くしたい、と。
標準クオリティにプラスして、自分の技術や創造力を番組に加える、エディターに求められるものであり個性が出るところでもあります。

いつしか、監督やプロデューサーに意見を言うようになってました。主張することが苦手だった学生時代からは考えられないことです。
こうした方が楽しいだろう、って提案を求められる職種なんだと思います。


これまでに、情報番組、バラエティ番組、イベント音楽関連番組などの編集を担当しました。

つまり学生時の夢だった“番組エディター”という舞台上にいるわけですが、全く飽きる事はないです。
番組ってオンエアされると、ネット上で即座に視聴者から感想がもらえるんですよ。
自分が編集してて「ここ面白いだろう」って、こだわった所で視聴者から同じような感想がもらえたら「よっしゃ!」「次もっと笑わせてやる!」ってなります。
自分が楽しみたいという思いを込めるほど、視聴者にもそれが伝わるのは大きなやりがいです。

ホークスの番組とか、4K高画質で好きな動物を追いかけるとか、声優とかアニメを特集するとか、エディターとして携わってみたいことは盛り沢山。
今後何を編集するとしても、心掛けるのは「自分がどれだけ楽しめるか」です。




私のようにTV 番組の編集を担当する場合は、火曜日に「ももち浜ストア」といった具合に、基本的な一週間の編集ルーティーンがあります。(スケジュールは変動することもあります)
CMのエディターはもっと流動的ですね。空いた時間は次の編集の仕込みであったり、技術習得にあてたりしています。それだけ映像技術の進化は目まぐるしいのです。

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編集技術に関することの9割以上は就職してから覚えました。
専門的な機器や技術に触れる日々。
勉強は不可欠です。

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編集スケジュールを確認中。
事前準備が必要な編集もありますし、撮影前にエディターとしての意見を求められることもあるので、他部署スタッフとのコミュニケーションも大事です。

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やってきました!
埼玉スーパーアリーナ!
すべてはこの日のために!
どうしても行きたいコンサートがあったので、スケジュールをやりくりし3連休を作り出しました!
同じ編集部の藤本さんとパシャリ。

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